勉強日記

備忘録

2024年7月-8月 一般内科病棟勤務

12/2024 記載

7月1日-8月16日

長い内科病棟勤務が開始しました。私の勤務する病院の一般内科の基本的なチーム構成は、Attending ×1, Senior resident (PGY2 or 3) ×1, Intern ×2-3, Medical Student(4年生×1, 3年生×4)です。このチームで14人の患者を管理します。14人の上限は厳密に守られており、絶対にこれ以上の入院管理はしません。

同様のチームが他に2つあり、合計3つのチームで新規入院を割り振っていきます。Long team:24時間で5人までの新規入院、17時まで。Short team:24時間で5人までの新規入院を受け入れる。12時まで。Off team:新規入院なし。このLong, Short, Offを3つのチームでグルグル回していきます。Senior residentは週に1回、チームがOffの時にのみ休みを取ることができます。Internは週に1回、他の人と被らないように休みを取ります。

 

1日の流れ

0630: Night floatのレジデントから病棟患者のOver night eventの申し送り。新規入院があれば、そのプレゼンを受けて、Follow up項目や治療方針をシェア。

0700-0900: 自分の患者のPre-round。Internが2人の時は7人、3人の時は4-5人の患者を診察します。まずはカルテでVital, Morning Lab, New imaging study, Micro, Consult service noteなどを確認して、患者のベッドサイドに行きます。それぞれの患者の診察をして、カルテを書いていきます。

0900-1200: Attendingが部屋に来て、Table roundをします。人によってはWalking roundの人もいるようですが、殆どの先生がTable roundでした。それぞれの持ち患をプレゼンして、Attendingの意見を聞いてオーダー、コンサルを入れて行きます。

新規患者プレゼン:One liner→長めのHPI→ER findings (Tentative diagnosis & Inpatient requirement)→Vitals, Physical exam, morning labs, new images, micros→Problems and Plans

旧患者プレゼン:One liner→Overnight event→Vitals, physical exams, Morning labs, new imaging, micros→Problems and plans

こんな感じでプレゼンをしていきます。最初はプレゼンが死ぬほどできなくて周りに迷惑をかけまくっていました。自分の日本での経験との大きな違いは、①絶対にみんなが同じ流れでプレゼンをすること②HPIの情報が非常に分厚いこと です。日本だとどちらかというと、検査結果の解釈に時間が多く割かれていた印象ですが、こちらはHPIに時間をかけます。これが自分には非常に大変なポイントでした。

HPIの病歴聴取とプレゼンには英語力がまるまる反映されます。患者のベースラインから時系列にどんな変化が起こったのか描写するのは、英語が堪能であれば比較的容易だと思いますが、私には話を聞くのもそれをプレゼンするのも時間がかかってしまいます。今でも苦労していますが、今後も多くの練習が必要だと思っています。

1200-1300:Noon Lecture。講堂みたいな場所でレクチャー受けます。レジデントの発表だったり、内科系のAttendingのレクチャーだったり。ご飯はレジデントラウンジにある無料のサラダやサンドイッチ、ポテチなどを持っていって食べます。

1300-1800:残っている仕事を仕上げる。新規入院があれば診察→オーダー→Attendingと治療方針の相談→コンサル、オーダー等。退院があれば書類仕事。コンサル先とお話し。などなど。入院したと思ったら、随分とスピーディに退院していくので回転が早いです。日本の病棟がファミレスだとしたら、こちらは駅の立ち食いそばくらいの回転率です。

1800:Night floatに申し送り。その後帰宅。Nightチームに電話番号はシェアしておきますが、今まで連絡がきたことはありません。帰宅後は自由に過ごせます。

 

1ヶ月半のローテの間にAttendingが2回変わって、合計で3人のAttendingと働きました。1人はHospitalist, 1人はClinical informaticsのFellow, 1人はRheumatologyのAttendingでした。オーダーは日本と同様にバンバン出しますし、各科へのコンサルもバンバンだします。日本だったら経過観察するような検査所見の異常でも、採血や画像検査を出して改善が見られない場合にはすぐに専門家コンサルです。また、複雑な症例になると、それぞれのコンサル科の言うことを聞くだけ状態になってきます。他の病院ではどういうカルチャーなのかなって気になります。

 

入院症例は多岐に渡ります、Alcohol withdrawal, Sickle cell crisis, decompensated cirrhosis, Pulmonary HTN, Acute heart failure, Pneumonia, Osteomyelitis, AMS, などの症例ですが、日本よりは若い患者層を診察している実感がありました。Sickle cellは日本では見たことないなぁと思いましたが、他は日本と同様でしょうか。

 

また思い出したことがあれば追記します。

 

2024年6月 渡米、オリエンテーション、初勤務

11.30.2024 記載

2024年6月に渡米してから、早くも半年が経過しました。医学生時代から目標にしていた、米国でのレジデント生活を過ごしています。昔の自分からすると貴重な経験なはずなのですが、いざ自分が働いてみるとただの日常になってしまいます。過ぎたことは忘れてしまうこともあり、すでにレジデンシーマッチングに関しては殆ど忘れてしまいました。忘れてしまうこと、日々を惰性で過ごしてしまうことは勿体無いと思い久々に日記を書いています。今後は、日常的に更新できたらいいなと思っています。

 

6月上旬

6月1日に現地に到着しました。預け入れ荷物にロードバイクを入れた段ボールがあったのですが、大きいため飛行機から出てくるのに時間がかかりました。ロストバッゲージしたのかとハラハラしました。空港に着いたのが夜の10時だったので、空港内のホテルを予約していました。マリオット系列のホテルでしたが、あまり綺麗な環境ではなく日本とのクオリティの差にガッカリしました。不安が募るスタートになりました。

翌朝に妻の友人の友人がホテルまでお迎えに来てくださり、市街地のホテルまで連れて行って貰いました。初対面にも関わらず、生活用品・食料品・小物家電などを無償で提供してくださり、本当にありがたかったです。アメリカ人なのに物凄いHospitalityでした。

その後はホテルに1週間程度滞在しながら、アパートのセットアップを行いました。アパートは家賃が1ベッドルームで1700ドル程度と、この地域の相場よりも高かったので、非常に綺麗で感動しました。プールやジムなどの共有設備も綺麗に保たれていて、アメリカにいるとは信じられませんでした。

その後は6月10日あたりまで、妻と一緒に生活環境のセットアップをしました。車が無かったので大変でしたが、アマゾンとUberを活用してなんとか快適な環境を作ることができました。

 

6月中旬

6月10日から2週間のオリエンテーションがスタートしました。朝から夕方までほぼ毎日あり、出席は必須でした。1日の出席で50ドルの手当が支給される仕組みで、当時はありがたいなと思っていました。思い返すと、全く意味のないオリエンテーションであり勤務開始後には内容を全く覚えていませんでした。同期のAMG達も同じことを言っていたので、本当に無駄なオリエンテーションだったんだと思います。この期間が無ければ、もっと日本での時間や移住直後の時間を有効活用できたのに、、、

日本の初期研修を振り返ると、勤務開始後にオリエンテーションがあり、日々の疑問をゆっくり解消できた記憶があります。その点では日本の環境の方が優しかったと思います。

 

6月下旬

6月25日から1週間の病棟業務がスタートしました。初日は朝4時ごろに出勤して、Chart reviewをしようとしましたが、カルテのどこに必要な情報が載っているか全くわかりません。Round中にどうやって患者発表をするのかも分からず、そわそわしたまま時間が過ぎてしまいました。プレゼンも当然のごとく、全くうまくできません。Table Roundでは無惨なプレゼンをし、Patient Roundでは心ここにあらずでした。英語でのハンデがあることでDiscussionについていけないことに加えて、カルテの使い方が分からず(入職時点では、Epicではなく古いカルテシステムをなぜか本院だけ使っていました。初見では非常に使いにくかったです。)患者把握が全くできていないことで、完全に役立たずな状態でした。更に最悪なことに2日目がAttendingが変わる日だったので、その日は全ての患者でフルプレゼンです。2日目の段階でもまだ完全に患者の病歴や既往歴を把握できておらず、再度撃沈しました。あまりに落ち込み過ぎて、妻が心配してお迎えに来てくれて、泣きながら家に帰りました。

3日目が休日だったので、患者予習をして過ごしました。自宅からカルテにアクセスできるので、家で延々と予習をしていました。この予習の甲斐もあって、4-7日目はなんとか乗り越えることができました。

 

日本の環境でも、患者把握は周囲の医師と比較して遅い自覚はありました。妻と比較しても圧倒的にカルテを読むのが遅かったので、妻の2倍くらいかけてカルテチェックをしていました。英語でチェックすると更に遅くなります。また、患者からの情報集めでも英語が喋れないことで無茶苦茶時間がかかります。不思議なのが、同じような質問をした場合でもAttendingとのRound時にはペラペラ喋る患者さんが、Pre-roundではそこまで詳細な情報を提供してくれないことです。質問自体がだめなのか、正直ちょっと違いがわからないです。しょうがないので、Closed questionを繰り返して情報を取っていきます。これに結構時間がかかる。

 

Twitter等をみると、”日本での経験があったから、Attendingから周囲とは違うと褒められた!”等の情報を目にします。僕の場合は、確実にチームの最底辺です。知識面では勝負できてるかもしれませんが、プレゼンが圧倒的に下手くそなのでAttendingからの評価では学生よりも下だと思います。”このまま一生何もできないままなのではないか”、”英語がここまでできない状態でレジデンシーを終わっても、役立たずな専門医になってしまうのではないか”、”日本に残って後期研修医をやるのが正解だったのではないか” などの考えが止まりませんでした。本気で日本に帰ろうと何度も思いました。勤務2日目のPatient Roundの時に、”もうだめだ。日本に帰ろう。”と決意したことは今でも覚えています。

 

もう一つ辛かったこととしては、環境が最高だったことです。患者は優しい、同僚やシニアも優しい、Attendingも優しくてEducational、Noon conferenceの時間はProtectされている、など周りに悪いところが全くなく、悪いのは自分の英語力とプレゼン力と医学的知識だけだったのです。外的要因で責めるところがあれば、悪態でもついていたかもしれませんが、自分しか責められずに非常に落ち込んでいました。

 

こんな悲惨なインターン幕開けでしたが、半年経った今も何とか元気に過ごしています。常に隣で支えてくれている妻には頭があがりません。知り合いにも多くの励ましの言葉をもらいました。こうやってインターン生活を送れていることを改めて感謝しています。

USMLE Step3 勉強記録②

STEP3の勉強記録①を書いてからしばらく経ちました。結局なにも進展がないまま、ぼーっと過ごしていたら受験1ヶ月前。やってしまったなと思いながらも、UWを脳死で解きました。

CCS対策も全然してないので、困ったものです。

 

個人的な意見としては、点数をしっかり稼ぐならMCQの方がコスパがいいような気がします。MCQは1問において正解か不正解しかありません。その範囲を勉強して正解したら、その問題ポイントがそのままゲットできます。

しかし、CCSは採点方法が複雑です。ノー勉⇨5割、軽く勉強⇨7割、きっちり仕上げる⇨8-9割。これくらいの点数分布になるような試験形式だと思います。身体所見、検査、診断、介入、予防 という一連の流れにおいて、テンプレを入れてしまえば7割程度は得点できるだろう、、、という個人的な仮説のもとに残り1ヶ月という勉強期間の時間配分をしました。

STEP3の勉強時間配分として、MCQ9割、CCS1割。

受験15日前:UW新規問題終了。

受験14日前:UWSA1受験。70%、229点、91%tile

受験12日前:UWSA2受験。80%、245点、97%tile

受験11日前:CCS対策開始。手広くやっていられないので、UWと心中することにして、ひたすら暗記をすることにしました。難しい症例がでても0点にはならないので気楽です。

 

CCS対策において重要なことは、①ER患者の基本フロー/外来患者の基本フローを自分で決める②それぞれの疾患で特徴的な診断(LabやImaging)と治療(オペや薬剤)を抑える この2点だけです。あとは、どれくらいの疾患に手を広げるかですが、②は初期研修終わっていれば困ることはなく経験則でいけます。①を考えましょう。

20分症例はゆっくり考えても時間はたっぷりあるので、問題は10分症例です。テキパキいかないと終わってしまいます。自分の感覚的には10分症例はER問題が多いです。問題演習をする場合にはER症例を重点的にやるのがいいと思います。

あとは、オーダーをどれだけ省略できるかです。長い薬剤名を暗記できませんし入力する時間もありません。どの略語が使用可能か、頭文字を何文字いれたら使いたい言葉が出てくるかをサンプル問題で確認しましょう。問題集で何%とか本番の成績には関係ないと個人的に思うので、気にしなくていいです。

 

試験10日前からは、CCSの暗記作業と溜まっていたUWのフラッシュカードの暗記作業に入ります。とにかく暗記しました。あまり記録が残っておらず詳細がわからないので試験日に飛びます。

 

試験会場:グアム(プロメトリックは超快適でした)

フライト:セントレア⇨グアムのUnited Airline(行きのフライトは3時間ちょっと)

ホテル:Westin guam(プラチナ会員だと朝食ブッフェ無料、ラウンジ使い放題で晩御飯も食べられる)

 

フライトはマイル払いで、ホテルはポイント払いにしました。グアムに行く際にはタクシー移動になると思うので、出国前にStrollという配車アプリをインストールしてクレカを登録しておくことをおすすめします。現地でのネットはAiraloというEsimを契約しましたがとても快適でした。

 

1日目

試験は午前7時にスタート。38-39問のブロックが6個。

文章が長く、基礎:臨床=4:6くらいのバランスの問題。時間はギリギリだと思います。第3ブロックで時間なくて、3連問の文献読み取り問題をテキトーに選択しました。それ以外は2-3分余りくらい。ギリギリでした。休み時間も使い切って、時間通りに終了。

2日目

試験は午前7時30分にスタート。30問のブロックが6個。

文章は無茶苦茶短いので時間はワイドに余りますが、臨床系の暗記問題が多く全く見当もつかない問題もちらほら。各ブロック10分くらい余りました。

CCSは予想通り10日間程度の対策でほぼ完璧な仕上がり。10分問題は3分程度、20分問題は10分程度時間的余裕を持って、”I'm feeling better. Thank you for the treatement.”というPositiveなFeedbackをもらって終了。捻った問題は出なかったです。全体として1時間30分早く試験終了。

 

2週間後に結果が出まして、252点。周りが全然勉強しないことを考えると想像より低かったですがこんなもんでしょう。これでSTEPの勉強も終了しました。偏差値とPercentileは実際はどんなもんなんだろうとChatgptに計算させると以下のようになりました。

  • STEP1、偏差値64、92%tile
  • STEP2CK、偏差値約64.67、93%tile
  • STEP3、偏差値約66.67、95%tile

 

 

 

 

話好きのお婆さん

今年の職場では、時折他病院との合同カンファレンスが開催されます。3月のSTEP3の勉強をしながら、合同カンファレンスの発表に当たったのでそちらの準備もしっかりとする。

 

今年の病院は環境が特殊です。発表内容は自病院、他病院どちらからも関心を持ってもらいたかったのでしばらく悩みました。当日はQ&Aセッションが弾んだので悩んだ甲斐がありました。将来的にキャリアを積んだら、もっとアカデミックで教育的な発表ができればと思います。

 

会場から最寄りの駅で快特電車に乗り、上級医と横並びで座って雑談をしていたら、目の前に70代くらいのお婆さんが乗ってきました。席を譲ったら喜んで頂けて、なんだかいいことをした気分。

とてもお話好きなお婆さんで、そこから盛り上がりました。上級医と英語で話していたこともあり、お婆さんの過去の海外旅行の話など雑談をした後にとても興味深いお話を聞きました。

 

お婆さんは北関東に住んでいらっしゃって、お孫さんが今年大学受験の年だった。お孫さんは新生児の時に心奇形の手術をしており、その経験から医者に憧れをもった。文化部に所属して、部活でも全国上位の成績を残す聡明なお孫さん。模試でも成績上位を取り、第一志望の医学部は射程圏内だった。

しかし、運悪くも志望校に落ちてしまう。落ち込んだお孫さんを励ますために会いに行く途中とのこと。片道で3時間弱かかるその道中。

 

偶然もあるもんだなと思いました。

大学受験に失敗した思い出は、辛すぎて忘れかけていました。現役で大学受験に失敗し、それを1年間引きずって、偏差値も下がった挙句結局あまり行きたくもない大学に入学する。もっと勉強すればよかった、、、。

 

お婆さんのお話を聞いて、お孫さんが元気になって欲しいと思いつつ僕の受験失敗談をシェアさせて頂く。ありきたりなことしか言えませんでしたが、ぜひ後期入試を頑張ってほしいと伝えさせて頂きました。

 

身内はもうすでに大学受験は終わっているし、医者になりたいと強い志をもって学ぶ若者の話を聞くことはしばらくありませんでした。そんな中で、勉強に励むお孫さんと応援するお婆さんを見て、なんだか昔のひたむきな自分を思い出しました。僕ももっと頑張らないとな、、と。

 

最後に電車を降りる際に、名前を聞いてくださいました。

”とても貴重な話をありがとうございました。先生のお名前とアドバイスを孫に話してみるわね。”

いつか医者になったお孫さんに会えることを楽しみに、恥ずかしくない先輩になれるように頑張ろうと思いました。

 

 

2023年の振り返りとレジデンシーインタビュー

2024年1月

気づいたら2023年が終わっていました。学生の頃からの慣習で、初詣の際には願い事で埋め尽くされた絵馬を妻と2人で1つ書くことにしています。社会人になってからは、成田山新勝寺に参拝して駿河屋の鰻を食べて、加藤商店のたい焼きを食べて、絵馬を書いておみくじを引くのが恒例行事となりました。2023年末に絵馬を見返すと、何1つ目標が達成できていない。特にダイエットに関しては悲惨でした。体重は減ることなく、ちょっとずつ増えているし。25歳を過ぎたあたりから、食欲も食事量も減っているのにも関わらず不思議です。2024年はしっかり神様にサポートしてもらえるように、お賽銭を増やそうと思います。

 

2023年の前半は、英語ができなくて軽い鬱になっていました。ただ単にぼーっと過ごしていたら、半年を経った頃から勝手に耳が慣れて喋る時の抵抗が消えました。この体たらくでも、レジデンシー面接では英語力の絶対的欠如で困る場面は殆どありませんでした。レジデントとのSocialでは、アメリカ文化(地元トーク、ドラマトーク、音楽トーク等)についていけない場面はありましたが、それはもうしょうがないです。

 

2023年の後半はレジデンシーマッチングに集中しました。

9月末:ERAS Application提出

10月中旬〜:インビテーションが届き始める

11月後半〜:面接開始

 

10月はぼーっとしてたら終わってしまい、11月になってやっと面接のQAを作り始めて、なんとか最初の面接に間に合わせました。合計で11個の面接をして思ったことは、①面接のインビテーションを増やすことが大切、②アメリカ人のリアクションを観察して微妙だと思った回答は毎回アップデートする必要がある の2点です。

 

①が重要なのは、②を試す必要があるからです。日本人に響く話(内容・構成)でもアメリカ人には全く響かないこともあり、その逆もしかりです。自分の志望順位の低い病院との面接で回答をぶつけてみて、リアクションが微妙ならその都度修正する。3-4回修正すればレベルの高い回答が完成する印象です。面接官にもAMG、IMG(インド出身、パキスタン出身、中国出身等)があるので、それぞれでどんな質問が多いか、どういう返答をしたら響くかを相手の表情を見て分析していました。表情、言葉の選び方で響いてるかどうかは大体わかります。

 

またQA作りでも注意が必要だと思いました。最初は50個以上のQAを作りますが、せいぜい10個程度の回答でほとんどの面接内容はカバーされた気がします。途中から、コアとなる回答のレベルを上げることに集中し、突飛な質問が来た場合にはその場でなんとかする作戦にしました。結局突飛な質問は殆どなく、この作戦はうまくいったと思っています。全ての質問でそこそこの受け答えをするよりも、誰にでも聞くであろう質問で相手に”おっ”と思わせられることを意識しました。個人的にはうまくできた感触だったので、対外的にうまくいっていたかはMatch Dayで分かることになります。失敗・成功のどちらでも参考になると嬉しいです。

 

2023年は英語に慣れて、マッチングしてたら終わっちゃいました。2024年は予定通りいくと渡米することになるので、気を引き締めて、体型も引き締めて頑張りたいと思います。今年もよろしくお願いします。

 

 

新生活

2023年4月、従来の計画通りの職場に就職した。渡米前のワンクッションとしては申し分ない環境。思い返せば、生活環境が変わる度に最初の1−2ヶ月は軽く鬱になっていた。

中学、高校、大学、初期研修と環境が変わる度に軽く鬱になって、6月くらいから精神的に安定するサイクルを繰り返していた。ストレスに弱く、完璧主義?(単に失敗が怖いだけかも)な一面がそうさせていたんだろう。

今回も例外なく軽く鬱になった。英語環境である事に加えて、ここ3年くらいずっと一緒にいた妻と離れて暮らしていることが想像以上に大きかった。ただ、幸福なことに昔から運だけは人一倍ある。巡り合う人たちがいい人でなぜか助けてくれる。バカみたいな相談にものってくれるし、しっかり真剣に悩みを聞いてくれる。そんな周囲のおかげもあってようやく元気を取り戻してきた今日この頃。心が健全なうちに、最近の気づきをメモしておこうと思う。

 

相対評価絶対評価

自分は子供の頃から笑ってしまうくらい真面目だった。半ズボンを上に上げすぎて、パンツがズボンの裾からはみ出るくらい。ちょっとバカが付く真面目さ。レッドソックスの吉田選手がズボンでいじられているが、あんなもんじゃなかった。

なんでも真面目に取り組む性格も、環境が変わって様々な価値観に触れることで適度なテキトーさを獲得した。

それでも、タスク等を与えられたときには自分が納得できるレベルにしないと気が済まない性分は今でも変わらない。90点以上じゃないと落ち着かないのだ。

絶対評価は、全体像を見通せてしかも周りのレベルが90点以下の場合には問題ない。100点がどのようなものか理解できていれば、90点をとることはそこまで難しくないし、周囲と比べられる事態になっても大丈夫。

しかし、全体像が見えていない時や周りのレベルが90点以上の場合には困った事になる。全体像が見えないと自分が目指すべき状態が想像できずに迷走する。英語学習が最たる例だと思う。最終形態が分からないから短期目標が見えない。試験なら目標設定が簡単だから進んでいけるのに。

また周りが90点以上の時に90点で満足していると、比べられた時に困る。比べられるんだったら、やはりいい評価をもらいたい。しかし、他人を気にしてまで頑張る気にはなれない。

それは昔からそうだった。自分が好きだからやってみて、強いから勝つ。知識があるから点数が取れる。そういう状態が自分の性分にあっている。留学話になると相対評価がメインになる。他人より低い評価になるのは嫌だなとは思いつつも、その思考回路だと全くやる気がでない。やはり、自分が許容できる理想像を押し上げていくしかない。とりあえず、ローランドみたいに理想を高くもつ練習から始めようと思う。絶対評価が自分には合っているんだろう。

 

②行動派と思考派

まずやってみる人と考えてから行動に移す人がいる。完全に自分は後者で、考えすぎてやらないまま終わることもしばしばある。しっかりと考えるから、失敗も少ない。それでいいかと思っていたが最近は変化が必要だなと実感する。

同期に完全な行動派がいるが、時に彼らを羨ましく思う。完全に行動から入ることは自分には無理なので、初動で求める完成度を緩くすることから始めようと思う。

完成度を高くして行動してきた結果として、得意分野の見極めは上手いと思う。勝てるフィールドでしか勝負してこなかったとも言える。その結果として、負けることや批評を受けることが下手くそだ。すぐに落ち込んでしまう。自分に対する評価と自分のパフォーマンスに対する評価や批評を切り離して捉えることが下手くそ。行動を増やすと、批評されることが多くなるのと思うので落ち込まないように気をつけたい。

 

こんなところかな。

最近は周りを信頼して頼りまくっている。山王戦の三井みたいな状態。普段の行いがいいための特権だと思って、しばらくはおんぶに抱っこで進ませてもらおう。

 

USMLE Step3 勉強記録①

USMLE STEP3を終わらせないとレジマッチが難しそうなので、10月くらいから勉強を開始しました。UWORLDを購入してみると、STEP2CKの復習みたいな問題セットがあったので最初に解いてみました。『結構かんたんだなぁ。STEP3も大したことないんじゃね。』というのが最初の感想。

 

その後STEP3の問題集に移り、全く違う感想を抱きました。

STEP3は難しいです。正答率が低い問題もバンバン出題されます。研修医として少ないながらも臨床を経験しましたが、日本と慣習が違う症例や日常で診ることが少ない症例はしっかり間違えます。しかし、臨床経験の恩恵は受けており、学生時代に苦労した検査に関する問題は何も考えなくてもFeelingで解けるようになっていました。確かにSTEP2CK以降は臨床経験がある方が点数が高くなるかもしれません。まとまった時間が取れなくこととのトレードオフですが、それも戦略に入ると思います。学生時代にTOEFLに時間を割いて、STEP1は長期休みでサクッと合格、TOEFLとSTEP1を利用して留学してコネづくり。ついでにOETも合格しておく。そんなに忙しくない臨床研修病院を選んで留学を目指す場合には、上記のような時間配分もありかと。

 

最初のうちは2023年の3月に受験しようと早めに仕上げる予定でしたが、ECFMG certificateの郵送が遅くなりそうなので、5月か6月の受験することになりそうです。のらりくらりと多選択肢問題を解き終わり、94%tile。まだCCSの対策は少ししかしていないので、年明けからはそちらに軸足を移して知識を深めていきます。CCSは少しコツを掴めてきたのですが、勉強始めはすごく難しい印象があったので、自分の戦略等も今後書き留めておけたらと思います。

 

以下に勉強記録を置いておきます。

正答率の7日間平均と全体平均

各分野の正答率

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